東北、上越、北陸新幹線は始発から徐行運転を行った影響で最大70分程度の遅れが出ました。原因は線路のメンテナンスをしていた作業員が行方不明になったからでした。作業員は現在も見つかっておらず、JR東日本によりますと、作業員が“消えてしまう”事態は、これまで「聞いたことがない」読み
22日午前2時半ごろ、男性作業員1人がいなくなったことに他の作業員が気付きました。捜しても見つからなかったため、午前3時半ごろに指令所へ連絡しました。
人数を増やして男性作業員を捜しましたが、それでも見つからず、回送列車も使って車内から線路上を探すなどしましたが、見つからないまま始発の発車時間を迎えてしまいました。
そのため東北、上越、北陸新幹線は速度を落として徐行運転を開始しました。
その後、線路内には男性はいないと確認できたため、午前8時半ごろに通常速度での運転を開始しました。
このため、上下線合わせて45本が最大70分程度遅れ、約2万3000人の乗客に影響が出ました。
新幹線ではほぼ毎日、終電後に線路のメンテナンスなどが行われていますが、JR東日本によりますと、今回のように作業員が“消えてしまう”のは「聞いたことがない」ということです。
メンテナンス作業が行われていた現場周辺はほとんど高架になっていて、JR東日本から届け出を受けた埼玉県警などが男性作業員の行方を捜しています。
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