受け取りました。⑥ [多情仏心]
すでに「売物件」になってしまっている理髪店に頼ることができなくなった今…また 新たな開拓を…などと思えません><; ここは直近をどうするかでしょう… 1000円カットでもいってみましょうかねえ^^;などと考えながら 年末 忙しい市内の戻ったのです^^;
さて?どこから入ろうか…
この時期どこでもお客さんが待ってる状態なので?進行方向で行先が考えられるってことなんですよねえ^^;得意の行先方面に進入したら?前に二台も空車がいます><;
内心「あー 失敗した><;」なんてねえ^^; だって 前に空車がいたら?先に実車になりますからねえ?^^;
ところが… 前の二台をスルーして?????^^; 私に手があがった???^^;
「おいおい><; おかしすぎるやないか…><;」
こんな変なタイミングでおのせする方はめったにないので?
私「ありがとうございます… どちらまで?^^;」
客「隣町のパナソニックまで…前のファミマまでお願いします^^;」
あちゃー5000円コース><;
げせわな話ですが タクシーの運転士ってねえ?メーターの指数が大きくなったら大きくなった分だけ口元が緩んで?^^;余計なおしゃべりしてしまういきものなのよねえ^^; 私が話し始めたのは?今しがた起こった「理髪店…どうしよう><」の話^^;
私「今日ね… 随分寂しい思いしてるのよ… 聞いてくれる?^^;」
客「なんがあったの?」
私「実はねえ?つい一つ前のお客さんが北の方でね?行きつけの散髪屋の近くだったの…もう20年通ってる散髪屋の近くでね?でえ?わき通った時に見たら?行きつけの散髪屋が「売物件」になっててね?」
客「……」
私「なんで?年末にバタバタ処分しないといけないんだろ>< そんなに苦労してたとは思えないし… まあ?年末の散髪はあきらめたけど?新しい散髪屋また開拓しないとなあ? でも少なからず心配してるのよねえ… いろんな事情があったんだろうけど… でも 寂しいな なんてね?^^;」
少し後席の客が身を乗り出した感じがして?^^;
客「運転手さん…?」
私「うん?どうした?^^;」
客「おどろかないでねえ?今さっきまでいた店の”常連”のお客さんが?今運転手さんが言ったことと同じ 一言一句間違えることがないくらい同じこと言ってたんよ… 俺からしたら?もうびっくりよ><;」
私「おいおい…この街には”売物件”になってる散髪屋がごろごろあるんかいなあ?^^;」
私も驚いた…借り物ならほかにも同じような物件はあるだろうが”売物件”ってのは 無かろう… 同じ理髪店の事なんだな…
客「その人は年末までにどうしても散髪したかったんで?飛び込みで探していったらしいの…」
私「それで?^^;」
客「そしたら たまたまその店を閉めた理由ってのを?飛び込んだ店で教えてもらったらしいのよ…」
私「えー!俺も教えて?なんで閉めたの?」
客「なんでも 50半ばのマスターが大動脈解離で倒れてたところを予約で来たお客さんが見つけて?手遅れだったんだって…」
私「……」
そのあと 何かと聞いた話を私にしてくれたお客さんには感謝しています…
でもお客さんの話を聞きながら…
こんな偶然って?ほんとにあるのか これは偶然で片づけていいのか?^^;
だって^^;なんか筋書きができてるじゃないか…
なんかの力がかかってなかったら?こんなことにならんでしょうが…><;
もしかしたら?このお客の”口”使って?マスターが俺に話しかけてるんじゃ?ないかって…
私の解釈は…
優しかったマスターが歳の近かった私に…
「俺こんなことになってしまったんよ… びっくりさせてわるいなあ… お前も歳なんやから 身体いたわらんといかんぞ… 約束守らんでごめんな… 」
そんな言葉が聞こえてきて… たまらんかった…><
優しかったマスターの笑顔で最後に見たミラー越しの手を挙げてる姿を思い出して…
でも?仕事はいそがしかったので?それなりにして…
帰りがけ 酒屋寄って?まあ 一緒に飲んだことはなかったけど?マスターが「これが好きなんよ^^;」って言ってた琥珀色の焼酎買って帰って飲みました^^;
家族に昨夜あったことを話して?「お父さんが思ってるのと?同じじゃない?そんな偶然は…」なんてね^^;
たかが偶然 されど偶然 しかしながら 今回起こったことを「偶然」ってのは?なんか寂しすぎます…
確かに私はマスターのメッセージを受け取ったと思っています^^;
これ 実話ですから…^^;
銀杏並木の路肩から・・
温泉観光都市愛媛県松山市在住の夜専門タクシ-ドライバ-の日記です(笑)☆ 色んな事のボヤキ満載?かも・・